『1974年のアントニオ猪木』
- 2018/07/01
- 14:33
『1974年のアントニオ猪木』 柳澤健読んでいて妙になっとくしたのが、「猪木にはレスリングのタックルの技術がない」ってことだった。言われてみれば、ストロングスタイルを標榜している親日勢より、全日の選手の方が試合の冒頭ではレスリングをしているような気がする。といっても、俺が観ていた時期ってのは、20年ほど前で、三沢や川田や秋山が元気だったときだ。猪木-アリ戦では、なんとなくのイメージで、「ルールでがんじが...
『ここは退屈迎えに来て』
- 2018/05/22
- 13:30
『ここは退屈迎えに来て』 山内マリコを読みました。こいつぁ、傑作です。本日は梅田で待ち合わせていて、相手がいい具合に遅くなったので、ジュンク堂で手に取って、席について読み始めたら一気に最後まで読んでしまったとです。一貫したテーマで連なる短編集で、それぞれに出てくる登場人物が重複していたりで、一つの物語としても読める。基本的には、地方都市と地方都市に住む女のお話。「ダウンタウンを神だと思っている男に...